Front profile of the new Bentley EXP 15 Concept Car with the new Bentley wings and illuminated front grille
Front profile of the new Bentley EXP 15 Concept Car with the new Bentley wings and illuminated front grille

Concept Cars

EXP 15

100年以上も時代を先導してきたベントレーは、今もラグジュアリーカーの限界に挑み続けています。その傑出したクリエイティビティは現在の量産モデルを見れば一目瞭然ですが、未来の方向性を示すコンセプトカーには、かなり革新的なビジョンが反映されています。

Side profile of the new Bentley EXP 15 Concept Car hidden as a dark silhouette

未来をカタチに

これまで数多くのコンセプトカーが誕生してきましたが、EXP 15は既成概念を覆すようなアイデアを盛り込み、今後の方向性を示唆する最新のコンセプトカーです。室内空間の構成を柔軟に変更できたり、光やデジタルインターフェースを巧みに使用したりと、様々な新アイデアが一体となったEXP 15が、物理的な装備とデジタルインターフェースを融合させた、かつてないドライビング体験を提供します。 

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Rear haunch of EXP 15 with light highlighting contours of the concept car
A close up of the diamond illuminated front grille featured on EXP 15
Close up of the sustainably manufactured door card in EXP 15
A close up of the driver controls available in the new EXP 15
A close up of the mechanic marvel in the front cabin of EXP 15
Close up of the LED Matrix headlights and front grille of EXP 15
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核となるコンセプト

物理的な装備とデジタルインターフェースの融合
仕様や設定を自在に操る
光で際立つスタイリング

EXP 15はどこを見ても、物理的な装備とデジタルインターフェースの境界が曖昧です。室内の幅いっぱいに延びるデジタルダッシュボードに採用されているのは、デザイナーが「マジカルフュージョン」と呼ぶデザイン原則です。スクリーンに組み込まれた「メカニカルマーベル」という機能は、物理的な装置とデジタルインターフェースの中間のような存在で、インタラクティブなデジタルディスプレイモード、物理的な表示装置モード、その両方を魔法のように組み合わせたモード、という3種類のモードを切り替えることができます。「メカニカルマーベル」には車の進行方向や充電状態などが表示されますが、ただ眺めているだけでも楽しい機能です。 

EXP 15は最先端技術によって、クルマをオーダーした瞬間からまったく新しい体験をもたらします。何百万通りもの組み合わせから仕様を決定するのは大変ですが、選んだ組み合わせによって仕様がどう変化するかをバーチャルリアリティ(VR)ソフトウェアで確かめることができます。オーナーとなった後、さらにカスタマイズをすることも可能です。シート、ダッシュボード、ステアリング、スイッチ類など、おなじみの物理的装備を移動したり隠したりできますし、デジタルインターフェースのエレメントを前面に表示したり、背景に溶け込ませたりもできます。 

EXP 15は光の演出によって圧倒的なスタイリングを完成させています。ヘッドライトには超薄型のストリップ式ライトを4個使用。下側のストリップ2個がホイールアーチのすぐ内側から中心に向かってカーブしているため、車両の輪郭が際立ちます。フロントグリルでは、ウィングドBの真下からフロントグリルのセンターを通ってまっすぐ1本のライトが延びています。ベントレーを象徴するダイヤモンドキルトを横方向に配置したようなグリルのデザインがLEDのきらめきによって表現され、クラシカルなベントレーグリルを彷彿とさせます。 

Side profile of the new Bentley EXP 15 Concept Car hidden as a dark silhouette
Close ups of the new Bentley wings and flying B introduced on EXP 15
Close up of the wheel exclusive to and launched on EXP 15
Close up of the diamond lights that sit behind the front grille of EXP 15

Explore EXP 15

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アップライト エレガンス

「アップライト エレガンス」というデザイン原則がエクステリアに初めて採用されています。サイドからフロント部分を見ると、緩やかに弧を描くようなラインと縦方向の伸びやかなラインの中に力強さを感じます。 

アイコニック グリル

2つ目のデザイン原則はエクステリアの「アイコニック グリル」です。電動化に移行しても、フロントグリルがベントレーの象徴であることに変わりはありません。EXP 15のフロントグリルはまるで光の彫刻です。中央にまっすぐ1本の光の線が走り、その左右でダイヤモンドマトリクスLEDがきらめきます。 

エンドレス ボンネット ライン

「エンドレス ボンネット ライン」はボンネットからリアハンチまで途切れることのないラインです。1930年代にブルートレインと速さを競ったスピードシックスからインスピレーションを得ました。エンドレス ボンネット ラインの下のスペースは2つの収納スペースとなっています。前出のスピードシックスに装着されていたヒンジ式エンジンカバーにヒントを得たパネルを介してアクセスできます。

レスティング ビースト

4つ目のデザイン原則はリアハンチに現われています。リアホイールの上側のボディが外側に膨らんでいる部分です。その彫刻のような形状が獲物を狙う野獣を思わせ、秘めたるパワーを予感させます。

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フレキシブルな3シートレイアウト

一般的な車両は4~5名が乗車できるように4ドアか5ドア、そして4シートか5シートとなっていますが、EXP 15のアプローチは異なります。イメージしたのは1930年代にブルートレインと速さを競ったスピードシックスのラグジュアリー。EXP 15では3ドア、3シートと乗車定員は少なめですが、フレキシブルに変更できるレイアウトを採用し、かつてないほどラグジュアリーな空間を提供します。 

工夫を凝らした室内収納

室内空間は人を乗せるだけの空間ではありません。EXP 15が革新的な収納ソリューションを提案します。貴重品をしっかりと守り、荷物を収納するための十分なスペースを確保し、大切なペットが安心して過ごせるスペースも提供します。 

英国産の素材を使用

贅沢な素材が革新的な方法で随所に使用されていますが、その多くは英国内のサプライヤーから調達した素材です。代表的な素材のひとつは、伝統ある繊維メーカー、ゲインズバラ社のシルクです。英国屈指の歴史を誇る工場で織られたシルクをキャビンに採用し、快適性とウェルネスを高めています。 

3Dプリントによる軽量なメタルパーツ

スイッチ類の機能性と美しさを両立するため、3Dプリントで製作された手触りの良いチタンパーツが採用されています。3Dプリントなら、これまで不可能だった形状を簡単に製作できます。また、軽量なチタンを使用することによって車両重量が軽くなり、エネルギー効率が向上します。 

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ひとつで二役

オーナーのライフスタイルに合わせて便利に使える機能を提供できないかと、デザイナーらは新たな可能性を模索しました。その結果、ひとつで二役を果たす装備がいくつも誕生しました。たとえば、トランクスペースは荷物を収納するだけでなく、停車時にピクニック用の座席として使用できます。 

プレスティージャス シールド

最後のデザイン原則は「プレスティージャス シールド」です。広々としたクリーンなリアデザインを指します。ブルートレインと速さを競ったスピードシックに代表されるクラシックベントレーでは、これらのパネルが独立したラゲッジスペースを取り囲んでいましたが、EXP 15ではテールゲートの一部となり、新しくなったウィングドBエンブレムが付いています。

Close up of the new illuminated wings launched as part of EXP 15
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ベントレーデザインが生まれる場所

新しいコンセプトカー、新しいエンブレムに続き、新しいデザインスタジオが完成しました。今後はこのスタジオで、すべての新型ベントレーがデザインされます。新しいスタジオはイングランドのクルー工場と同じ敷地内にあります。自動車デザインのエキスパートで構成されたデザインチームがこの専用施設で最新の素材や製造技術を試しつつ、次世代ベントレーを開発します。 

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Designer sketches of EXP 15 along side the car that inspired it, the Blue Train Speed Six Saloon

ブルートレイン

往年の名車をイメージ

他のベントレーと同じく、EXP 15にも往年の名車をイメージしたディテールが取り入れられています。アップライトグリル、エンドレスボンネット、3シートレイアウト、リアキャビンなどは、1930年製のグランドツアラーであり、「ブルートレイン」の愛称で知られるスピードシックスからインスピレーションを得ています。 

 

このセダンタイプのスピードシックスを運転したのはベントレーボーイズのウルフ・バーナートでした。スピードシックスに乗った彼が列車のブルートレインと同時刻にパリを発ち、列車がカレー駅に到着する前にロンドンのクラブで祝杯をあげていたのは有名な話です。 

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Top view of the sculpted exterior of EXP 15

アンケート

どんな未来を思い描いていますか?

よろしければアンケートでご意見をお聞かせください。お答えいただいた内容が次世代ベントレーの開発に反映される場合がございます。 

Rear cross cabin of the new Bentley EXP 15 concept car featuring sustainable materials, three seats and a luggage compartment