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Bentley colleagues, product and craftsmanship displayed in a collage

意識の高い運転

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Bentley Sustainability Report 2024

本レポートは、ベントレー社をサステナビリティと持続可能な自動車クラフツマンシップの先駆者として確立するための戦略『Beyond100+』において、昨年達成された主要な成果を詳述するものです。

Frank-Steffen Walliser CEO and Chairman of Bentley Motors
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会長兼CEOからのメッセージ

はじめに
脱炭素
積極的な影響の推進
将来への投資

ベントレーモーターズの新会長兼CEOとして、『Sustainability Report』第3集を紹介できるのは大きな喜びです。    

 

ベントレーモーターズは、英国を代表するラグジュアリーカー・メーカーの地位を守りながら、世界最高峰の高性能グランドツアラーを製造し続けています。イングランドのクルーを拠点に、責任あるラグジュアリーのリーダーとして、高度な技術を持つ4,000名以上の従業員が他社との差別化を推進し、職人の手作りによるラグジュアリー製品を60か国以上に輸出しています。  

 

2025年は、世界的な不透明性感により厳しいスタートであったにもかかわらず、当社はサステナビリティを含む主要な戦略イニシャチブと投資計画の実行に注力し続けました。

 

この目標に向け、当社は事業を推進するための戦略を見直し、全車種の完全電動化を当初の計画から5年延期し、2035年までとしました。このBeyond100+戦略は、サステナビリティを事業のあらゆる面に統合するとともに、経済的、法的、市場的な試練により機動的に対応する支援をします。 

 

ベントレーは、新しいテクノロジー、新しい素材、eFuels, 新しいスキルによって推進される未来を目指し、最高水準のラグジュアリーモビリティがサステナブルな手法で実現される、先進的な新しい世界を追い求めています。

 

550名以上のステークホルダーたちと共に、環境、社会、ガバナンス (ESG) のマテリアリティ アセスメントを刷新しました。これはベントレーの戦略に不可欠であり、本レポートの内容はそのアセスメントの結果に基づいています。   

脱炭素は、当社にとってもステークホルダーにとっても、依然として優先度の高い問題です。2024年には、大胆なアクションを起こしラインアップを大幅に変更しました。アイコニックなW12エンジンを廃止し、代わりにプラグインハイブリッドの電気自動車 (PHEV) をすべてのモデルに用意し、引き続き迅速な脱炭素に取り組みます。 

 

また2024年には、ベントレーの初の完全電気自動車を2026年中に発表する意向を確認しました。このモデルはクルーの本社の熟練技術者によって設計、開発、製造が進められています。これは世界初の本格的電動ラグジュアリー アーバン SUV(スポーツユーティリティビークル)となり、今後10年にわたり、ベントレーが新型 PHEVまたは完全電気自動車 (BEV) 製品を毎年発表していくという当社の新たな旅の始まりを告げるものです。

 

すべての市場において、BEVを将来の主力と位置づけています。これは旅の中で多様な顧客層を取り込むことを意味し、目標達成には、再生可能エネルギー、最新式の充電インフラ、世界中に一貫した政策メッセージによる支援的なエコシステムが必要になるでしょう。

私たちは、従業員の皆さんが当社の発展にとっての原動力だと認識しており、今後も投資を続けます。2025年2月には、2024年度の実績が評価され、14年連続UK Top Employerに選出されました。サステナビリティ、デジタル化、多様性、インクルージョンへの熱心な取り組みと共に、従業員の福利厚生、人を大切にする姿勢、倫理、誠実さへのアプローチも称賛されました。従業員がBEV製造に必要なスキルを備え、発展していくために、投資は必要不可欠です。 

 

積極的な社会貢献と社会的責任を推進するには、従業員の枠を超え、地域社会と共に取り組む必要があります。受賞歴のある当社の「Advancing Life Chances」プログラムおよび「Environmental Foundation」は、社会にとって公正な成果をもたらすことに取り組み、社会的に責任のある雇用主であるという目標を推進するものです。

当社は従業員や委員会に加え、設備とプロセスにも投資してきました。2024年、「Dream Factory」投資の一環として、「Engineering Technical Centre」および「Excellence Centre for Quality and Launch」という、2つの最新設備を新たに解説しました。

 

当社の新塗装工場は「Dream Factory」の一環として、2025年に稼働を開始します。この施設は、次世代のデジタル化と柔軟性、そして高い付加価値を備えた生産体制の新たな基準を打ち立てます。また、かつてベントレーの顔とされていたビルを、最新型のデザインセンターへと改装する取り組みも継続されました。

 

ベントレーにとって、ラグジュアリーなインテリアは差別化のキーポイントであり、今後もサステナビリティ認証取得に向け素材のイノベーションを推進していきます。当社は、皮革使用のサステナビリティを改善するため、人工知能 (AI) を用いたレザー品質検査を2024年に導入しました。2024年、当社は自動車業界で初めて、サステナブルなレザー業界を代表する世界的な団体である「Leather Naturally」の会員となりました。今後もレザーのサステナビリティ改善に向けてさらに取り組んで行きます。

 

経済的には困難な時期ですが、将来の変革への投資は引き続き重要だと見ています。

 

懸念されるのは、2024年に気候温暖化の限界値が突破されたことです。世界気象機関 (WMO) は、これは地球全体の平均気温が、1850年~1900年のそれを1.5°C以上高くなる初めての年であると宣言しました。したがって、企業・消費者・政府が気温の上昇これ以上の加速させない方針を維持することが重要です。当社はサステナビリティの実績を向上させる余地は、まだあると認識しています。

 

当社では、サステナビリティの目標達成を目指す事業変革において、Sustainability Councilが引き続き中心的な役割を果たします。彼らがサステナビリティ戦略のイニシャチブを指導・支援し、より「正しく再生可能な」未来への移行を援助します。当社の取り組みにおいて、重要な中心的役割を担ってくれるCouncilのメンバーに感謝いたします。

 

ベントレーでは、タイムラインが延びることはあっても、サステナビリティに対する情熱と方向性が変わることはありません。我々は目前の課題を認識しており、目標達成に向かって着実に前進し続けます。

Aerial view of a new hybrid Continental GTC Speed driving in a rural environment
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リテーラーへのコミットメント

リテーラーへのコミットメント

2024年に全モデルでPHEVをリリース

KPI:2024年内にすべての車種にPHEVモデルを導入し、発表する - 目標達成

2024年に全モデルでPHEVをリリース

KPI:2024年内にすべての車種にPHEVモデルを導入し、発表する - 目標達成

2035年末までに、BEVのみを生産するのが当社の目標

KPI:BEV 生産計画で当該のマイルストーンを達成。当社は完全電動の未来に向けて、施設、人材、サプライチェーンの変革を勧めています。

2035年末までに、BEVのみを生産するのが当社の目標

KPI:BEV 生産計画で当該のマイルストーンを達成。当社は完全電動の未来に向けて、施設、人材、サプライチェーンの変革を勧めています。

ネットゼロ(温室効果ガスの排出を実質ゼロにする)への移行加速を目指す

KPI:脱炭素化指数 (DKI) - クルーの生産設備とオリオンパークの倉庫は引き続きLRQAによりPAS 2060に基づくカーボンニュートラル認定を受けています。全モデルへのPHEV導入は、排気ガスの排出削減に貢献し、 2035年までに全車をBEVへ移行することで、排気ガスを完全に無くすことを目指します。当社は、サプライチェーンと使用段階におけるCO2換算排出量削減目標の達成に向けて、引き続き当社のDKIを利用して進捗を追跡していきます。

ネットゼロ(温室効果ガスの排出を実質ゼロにする)への移行加速を目指す

KPI:脱炭素化指数 (DKI) - クルーの生産設備とオリオンパークの倉庫は引き続きLRQAによりPAS 2060に基づくカーボンニュートラル認定を受けています。全モデルへのPHEV導入は、排気ガスの排出削減に貢献し、 2035年までに全車をBEVへ移行することで、排気ガスを完全に無くすことを目指します。当社は、サプライチェーンと使用段階におけるCO2換算排出量削減目標の達成に向けて、引き続き当社のDKIを利用して進捗を追跡していきます。

2030年末までに、管理職における女性比率25%達成が当社の目標

KPI:管理職における女性比率 - 2024年末時点で、管理職に占める女性従業員の比率は、20.1%です。

2030年末までに、管理職における女性比率25%達成が当社の目標

KPI:管理職における女性比率 - 2024年末時点で、管理職に占める女性従業員の比率は、20.1%です。

2025年末までに、管理職における民族多様性比率 5%達成が当社の目標

KPI:管理職における民族多様性の比率は - 2024年末時点で、管理職に占める民族多様性の比率は、4.46%です。

2025年末までに、管理職における民族多様性比率 5%達成が当社の目標

KPI:管理職における民族多様性の比率は - 2024年末時点で、管理職に占める民族多様性の比率は、4.46%です。

*Bentley Motors Limitedは、2024年度の適用年度に係るカーボンニュートラルを達成しました。また、英国での操業によるカーボンフットプリント(スコープ 1+2、スコープ 3 – 出張及び自主的在宅勤務に起因する排出)についても、引き続き脱炭素化に取り組みます。LRQAは、PAS2060:2014(カーボンニュートラルの実証に関する仕様)に基づき、当社が残余排出量を適切にオフセットし、カーボンニュートラルを達成したことを認定しました。

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A Veridian Flying Spur Speed driving in a rural environment

マテリアリティ アセスメント

2024年、ベントレーはGlobal Reporting Initiative (GRI) Standardsの一部であるGRI 3:マテリアルトピック 2021を参照してマテリアリティアセスメントを刷新しました。当社は、ステークホルダーの視点の変化を正確に把握するため、ベストプラクティスを堅持するため、このアセスメントを隔年で実施します。

 

当社のマテリアリティアセスメントは、報告すべき重要なサステナビリティトピックを決定し、レポートの中でそれぞれのトピックが優先度に応じて報告内容が正しく強調されていることを保証します。 

このプロセスは、主要なステークホルダーにとって最も重要なサステナビリティの課題を定義・評価・検証し、それらを当社の視点を比較したものです。 

 

当社ステークホルダーの変化する視点を把握し、戦略とサステナビリティの広範な動向を反映するため、私たちはステークホルダーとの直接的な対話に重点を置き、Sustainability Councilからのガイダンスを求めました。

Bentley motors sustainability targets and accolades to date

Highlights and performance

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Kingfisher Blue new Flying Spur Speed in new Mexico
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