Bentley colleague walking past the living wall at the home of Bentley in Crewe
Bentley colleague walking past the living wall at the home of Bentley in Crewe

未来へ、その先へ

旅は、もう始まっている

ベントレーのビヨンド100+戦略は電動パワートレインへの移行に加え、製造・販売段階で生じる環境負荷の低減も目指しています。過去20年の実績として、工場建屋の屋根へのソーラーパネル設置、グリーンウォールと呼ばれる緑の壁の設置、ミツバチの飼育など、さまざまな取り組みを行い、数々の認証を取得してきました。今後も、こうした取り組みを続けていきます。

Bentley colleague working on a digital workbook
Close up of ferns present at the Bentley factory

A DIGITAL SOLUTION

紙からデジタルへ
「パワーダウン」プロジェクト
AIでレザーの無駄を削減

ベントレー モーターズの環境への影響を削減する重要な手法の1つに、企業活動によって消費される紙の量を減らすことがあります。そのため、かつて紙を多用していたプロセスに代わり、デジタル化を推進しました。この結果、紙の使用量は2019年以降には50%以上減少しており、今後も継続して取り組んでいきます。2021年4月には本社オフィスのクルーにあるプリンターの25%を撤去し、年末までにさらに30%を撤去しました。

一人ひとりが働き方を少し変えるだけで環境負荷を低減できることもあります。それが「パワーダウン」プロジェクトです。日々の業務の終わりにスクリーン、ファン、ライト、チャージャーなどの電源をオフにするだけで、最大700kWの節電が期待できます。700kWといえば、平均的な家庭3軒分の電力に相当します。

工場に持ち込まれるレザーは、AIを使用した画期的なレザー検査システムで検査します。レザーの成長線や虫刺され跡など、顕微鏡でしか見えないレベルの欠陥を見つけることができます。検査したレザーのどの部分が使用可能であるかは、システムの計算によって割り出されるため、製品品質の向上とレザーの無駄の低減につながります。 

Bentley logo fixed to a living wall in an official bentley retailer
Close up of ferns present at the Bentley factory

コンプライアンスと認証取得

ISO 40001 および ISO 50001
カーボントラスト:PAS 2060 および LRQA
フォルクスワーゲングループ:KRL17

1999年、ベントレーは自動車工場として初めて ISO 40001(環境マネジメントシステム)の認証を取得しました。2011年にはピムズレーンの工場敷地が自動車メーカーの敷地として初めて ISO 50001(エネルギーマネジメントシステム)の認証を取得しました。

ベントレーはグリーン認証を受けた電力または自社のソーラーパネルで発電した電力を使用して自動車を製造しています。100%カーボンニュートラルを5年続けて達成できたのは、こうした取り組みが実を結んだ結果です。カーボンニュートラルの達成は国際規格のPAS 2060に従い、独立した第三者によって認証されました。その後、堅牢性と信頼性の高さという観点から、認証機関をLRQAに変更し、カーボンニュートラルへの取り組みをさらに強化しています。

ベントレーの環境方針には、環境マネジメントとコンプライアンスに対する基本姿勢が示されています。当社の運営および企業としての義務に関し、リーダーシップの原則、コンプライアンス、環境保護、ステークホルダーとの協力、継続的な改善などが明記されています。この環境方針はフォルクスワーゲンの環境コンプライアンス マネジメント システム KRL17に基づくものであり、当社のビヨンド100+戦略とも合致しています。

Car configuration area in a carbon neautral Bentley retailer
Close up of ivy leafes present at the Bentley factory

ベントレーディーラーによる大いなる貢献

ディーラーネットワークとのつながり
ディーラー主導の取り組み

各ディーラーが炭素削減計画を作成し、その取り組み状況をベントレーのフィールドチームが監視しています。ディーラーをサポートするために特別なトレーニングモジュールを提供し、ディーラーの協力がいかに重要であるかを店舗スタッフに理解してもらうよう努めています。

 

ディーラー向けガイドラインも提供し、サステナビリティ向上を目指して各店舗で実施可能な改善案や、炭素排出量削減のために習慣を改める方法などを紹介しています。

ベントレーディーラーはエネルギー効率の向上や循環型経済の実践など、サステナビリティに関するディーラー独自の取り組みを継続しつつ、ベントレーの戦略に積極的に参加し、成果を上げています。

 

たとえば、ベントレーシンガポールは2024年、ショールームの電力をまかなうために1200枚以上のソーラーパネルを設置しました。使い切れずに余った太陽エネルギーは電力網に戻されるため、電力のゼロカーボン化を実現できます。また、使い捨てのペットボトルの代わりにウォーターサーバーとグラスを使用したり、作業場の金属スクラップを毎月リサイクルしたりと、サステナビリティに向けた様々な取り組みを行っています。

 

ベントレーバンコクでは、ペットボトルをリサイクルした再生プラスチックでギフトを製作しています。ベントレーホーチミンでは、ショールームの照明をモーションセンサーで制御し、屋外の看板照明にはスマートタイマーを導入しています。空調の設定も見直した結果、2024年のエネルギー消費量は前年より2644kWhも低減したそうです。